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糀文化ブログKouji-Bunka Blog

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糀マイスター養成基礎講座第4回その1

第4回のテーマは「醤油」。

糀マイスター養成講座の会場、旧吉田家歴史記念公園は、大正時代まで醤油醸造が営まれていた場所です。
こちらで「醤油講座」を開講させていただくことに、とてもご縁を感じます。
当日は菊の花が美しく咲いていました。秋の深まりを感じます。

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醤油の味わい比べ
醤油について詳しく学んだあと、醤油の味わい比べをしました。
同じ醤油でも原材料、製造法、色、成分・・さまざまな違いがあります。
用意したのは「こいくち醤油」・「うすくち醤油」・「たまり醤油」・「再仕込み醤油」・「白醤油」の5種類。
醤油に似た味わいを持つ、「いしる」・「ナンプラー」も用意しました。
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さて、当てられるかな。

個人個人でいろいろな醬油を味わってみて、醤油の名前当てクイズを行いました。
「これかな~?」「あれかな~???」と受講生の皆さんは大いに盛り上がりました!
醤油は生理的味覚である甘味・塩味・苦味・酸味・旨味(これらを五味といいます)をすべて兼ね備えた奇跡の万能調味料です。
醤油は、世界100か国以上で愛される、日本の誇る糀の発酵調味料なのです。

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フジハン醬油高橋半治さんの特別講義

今回は発酵の里「こうざき」より、フジハン醬油の高橋半治さんをお招きして、醤油作り体験を行いました。
皆さん、とても真剣!会場が熱気で溢れました。
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醤油諸味を手にした受講生の皆さん。
30回思いっきり振ります。シェイク、シェイク!!
みんなでわいわい大騒ぎ!(笑)

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このように1週間は毎日シェイクして、諸味を発酵させます。
その後、様々な微生物が働いて、諸味は1年かけて醤油になっていきます。皆さん、大事に育ててね!

糀マイスター養成基礎講座第4回その2

しぼりたての生揚げ醤油!

1年前に大瀬先生、川浦がこうざきを訪れ、フジハン醬油さんで醤油作りをしました。
その時仕込んだ醤油を濾して、皆さんに召し上がっていただくことにしました。
漏斗の先から生揚げ醤油がぽたぽた・・感動の瞬間です!
元気な酵素がいっぱいの醤油を、お豆腐にかけていただきました。
この醤油は、自分で醤油作りをした方しか味わえません。
なんとも豊かな時間となりました。

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さて、おりしも当日は半治さんの46回目のお誕生日
半治さんの講義中に、裏でこそこそとケーキの用意をする大瀬先生と川浦でありました。
大瀬先生がろうそくを用意してくださったのですが、会場は国の重要指定文化財で火気厳禁で・・!!大変、とあわてる2人でした(笑)

ろうそくは使えませんでしたが、皆さんでHAPPY BIRTHDAYの歌を歌ってお祝いいたしました。
ちょっと恥ずかしそうな半治さん。
素敵なハッピー発酵ライフをお過ごしくださいね。

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この日は大瀬先生プロデュースのエプロンを3人で身に着けての講義となりました。
上下取り外しができ、また取り付けられるエプロンは、気分によって上下の色を変えることもできる遊び心たっぷりのエプロンです。
鎌倉スワニーの上質な麻は発色が美しく、身体にしっくりなじんでとても動きやすい♪
布巾をかけられるフックがついていたり、とても機能的です。
半治さんはお醤油が江戸で「紫」と呼ばれていたことにちなんで、紫色を選んでくださいました。

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半治さん、こうざきからいらしてくださり、ありがとうございました。
机上で学んだことを実践で自分の中に落とし込めるのが、当講座の魅力です。
次回5回目のテーマは「味噌」。

受講生の皆さま、お楽しみに!

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一般社団法人 日本糀文化協会

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