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糀マイスターのごはんリレーvol.12酒粕のサムゲタン

【糀マイスターのごはんリレーvol.12】
糀マイスター12期の小菅嘉子さんからバトンを受けとりました、糀マイスター5期の浅野久美です。

養生薬膳アドバイザーや漢方臨床指導士、国際中医師などの資格もあり、寝ても覚めても《健康》を追い続けてます。

うつむきがちなこんな時だからこそ、いつもよりも食卓がちょっとだけ華やぐメニューをみんなで楽しむのはどうでしょうか。
不謹慎かもしれませんが、せめておうちの中では家族だけの《おこもりパーティー》もアリだと思います。
この局面を乗り越えるために、まずは食べて元気になる!これが先決ですね。
心も身体も強くあれ。大丈夫、頑張りましょう。

お家にいるからこそ出来る、ほったらかしの煮込み料理

ファイル 26-1.jpg

『酒粕のサムゲタン』
 材料 4人分
丸鶏(中抜き)一羽
大根 1/2本
椎茸 8枚
長ねぎ1本(斜め切り)
もち米(洗って20分ほどおきます)2/3カップ
乾燥なつめ8粒(なければ、おつまみコーナーに売っているデーツやいちじく、プルーン、レーズンなどでも味に深みが出ますよ)
酒粕150g
にんにく 一房
生姜 30gくらい(厚めにスライスしておきます)
干し海老 ひとつかみ
クコの実 ひとつかみ
八角 3〜4個
塩麹 大さじ5杯
甘酒(砂糖なら大さじ1.5) 200cc
醤油 40cc
水500cc

作り方

1 丸鶏はフォークか包丁の先でブツブツと穴をあけ、お腹の空洞内側も含め、全体に塩麹と甘酒を擦り込む。
(もものあたりに切り込みを入れておくと、身離れがよく食べやすくなります)
2 空洞の中に、もち米、なつめ、にんにく、生姜、干し海老、クコの実をぐりぐりっとスプーンで詰め込み、爪楊枝か竹串で閉じる。
3 残りの材料もひたひたになるくらいの水とすべて鍋に入れ、沸騰したらコトコトと弱火で2時間ほど煮込んで出来上がりです。
(しばらくグツグツしたら火を止めたり、冷めたらまた点けたり、が理想)

せっかく煮込むのだから、と、我が家ではいつもついでに大根を入れます。もちろん、しみしみになります。
鶏肉は、骨付きもも肉や手羽などでもOKですが、
でも、丸鳥の肌を撫でたりお腹に詰め物をしたりする共同作業をキャーキャー言いながらこの機会に楽しむのは案外有意義かもしれません。
あと、甘酒をあらかじめ塗っておくと、鶏肉にコクと香ばしさが出ますね。
なつめ、干し海老、クコの実、八角などは揃わなくても手に入るものでOK。
また、甘栗の代わりにギンナンなどでも、酒飲みさんにはウケが良いですね。
最良の免疫アップ食品である酒粕・・・オトナの味ではありますが、是非ともお子さんにも好きになってもらいたい・・
なので、テーブルにドーンと置いて取り分けた後、軽く粉チーズをトッピングしてあげたりすると評判は上々ですよ。

カラダにも家計にも優しい、ヘルシーなサイドメニュー
『ピリピリしりしり』
材料 4人分

にんじん1本
茎わかめ 120g
かまぼこ 1本
醤油麹 大さじ1.5杯
唐辛子の酢漬け20cc
すりゴマ少々

作り方

にんじん、茎わかめ、かまぼこのせん切りに、醤油麹、唐辛子の酢漬けをまぶして出来上がり。トッピングにゴマをかけます。
かまぼこの代わりにちくわやカニカマ、さきいかなどでも。茎わかめは、切りこんぶやわかめでも美味しく出来ます。
唐辛子の酢漬けがいい仕事をするオトナの一品。
お酢の中に輪切りの唐辛子を漬け込んで、ただ冷蔵庫で常備するだけの簡単調味料ですが、なければ『醤油麹➕唐辛子の酢漬け』の代わりに、醤油と酢の中に唐辛子を入れて軽くチン→自然に冷ます、、
だけでも近い味になります。香菜やみょうがでアレンジ可能。

次は糀マイスター8期の平林直子さんにバトンを回します。
宜しくお願いいたします!

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