日本糀文化協会 続けていける「発酵のある暮らし」
番外編 発酵×糸かけ数楽アート
発酵は、ひとの暮らしの営みから自然と生まれた知恵です。
私たち日本人は太古の昔から、食べ物をもっとおいしく、長く食べられるように、微生物の力を借りてきました。
微生物は目に見えないくらい小さいけれどその役割はとても大きく、この地球上の循環は微生物がになっていると言っても過言ではありません。循環とはぐるりと巡ってもとのところに戻り、それを繰り返すこと。
野田在住の糸かけ数楽アートデザイン協会会長の岡田晃次さんにそんな話をしていたら、なんだか発酵と糸かけって似ているんじゃないか?人生とも似ているよ!?と盛り上がり、「発酵×糸かけ数楽アート」ワークショップ開催の運びとなりました。
岡田さんに教えていただきながら糸かけにチャレンジ!その説明はとてもわかりやすいのです。それもそのはず、岡田さんは野田市で創造系科学教室じゅくFORZAを主宰していらっしゃる先生なのですね!↓↓↓
みんなで無心になって、糸を紡ぎました↓↓↓
糸をかけながら岡田さんの話に耳を澄まします。
数には個性があるよ。
共通性(相関性)の低いもの同士の方が、時間をかけて巡るうちに、複雑な模様を生み出すんだ。
深い、深い、人生の話みたい。
たくさんの糸があちこちの釘を巡って、元のところに戻ってきます。そうやって時間をかけて紡いだ糸が、予想もしないような美しい色合いを生み出すのです。
様々な微生物がゆっくりと時間をかけて順番に働いて奇跡のような化学変化をおこし、旨味や香りを醸し出す発酵と、やはり似ているなあ、と感じました。
糸かけが終わった皆さんに感想をいただきました。
ご夫婦で参加してくださった方の作品を並べてみたら、とても雰囲気が合っていて拍手がおきました↓↓↓
お友達でにぎやかに楽しそうに作ってくださったみなさん。笑顔が素敵!↓↓↓
糸かけって自分と向き合う時間なのですね、という感想が印象的でした。
当協会の糀マイスターの秋元さんが営む「ギャラリー&蔵のカフェ灯環」さんの甘酒チーズケーキをいただきました。美味し~いと大好評!
皆で同じプロセスを踏んだのに、好きな糸を選んで繰(く)りあげた作品は一つとして同じものはなく、個性豊かです。みんな違ってみんないい。
会場の皆様が樽の中の微生物のように見えてきたのは、私だけでしょうか↓↓↓
こちらのイベントは大好評で、すでに第2回目が予定されています。
講師の岡田さん、本当にありがとうございました。