糀マイスター12期の基礎講座「酒講座」「酢講座」
麹の酵素によってデンプンがブドウ糖に変化する糖化とブドウ糖が出芽酵母の働きによってアルコールに変化する発酵とが、同一容器中で同時に行われる並行複発酵の日本酒。日本酒は、人間の叡智と熟練とを結集した酒と言えるでしょう。
座学で、歴史や菌の働き、分類などを学んだ後、試飲。昨年お仕事をした吉乃川さん、交流ある寺田本家さんの五人娘、田中酒蔵に蔵見学後に手作りラベルを作った大瀬代表のゆうこ酒など(笑)協会に所縁あるお酒が並びました。日本酒の講義後は、一味も二味も違うのです。だから学びは楽しい!
発酵料理を持ち寄ったお昼を頂いたあとは、酢講座。
酢は、紀元前5000年頃の古代バビロニアの記録に干しぶどうやナツメヤシを利用してお酢を造っていたとあります。フランス語で酢を意味する vinaigre は vin aigre (酸っぱいワイン)に由来。人間が醸造を行うと同時期に酢も作られたと考えられています。興味深いのは、古代の人々も酢が体に良いことに早くから気付いていたこと!
ギリシャでは医学者のヒポクラテスが病み上がりの病人に酢を摂るようにすすめていたそうですし、中国でも周の時代には、漢方薬としてその効能が認められていたそうです。
酢の歴史、発酵や材料による違い、味比べ、健康効果、調理効果を学び、イチゴのフルーツビネガーを試飲〜その爽やかな美味しさに皆さん感嘆!
ワークショップはキウイのフルーツビネガーを作りお持ち帰り頂きました。
皆さんも糀文化を学んでみませんか?
4月から始まる13期の募集も開始しております。
楽しく学んで暮らしに生かして、健康で豊かな暮らしを目指しましょう!
日程、詳細は、ホームページ↓でご確認ください。
https://kouji-bunka.com/