糀マイスター養成講座第3期開講いたしました。
第3期は新幹線で名古屋から通ってくださる方、市川から電車を乗り継いでいらしてくださる方、そして京葉ガスの料理講座から参加してくださる方、計3名でのスタートです。
京都や静岡の方からもお問い合わせがあったのですが、皆様の全員のご予定を合わせることはできませんでした。(ご都合が合わなかった方、申し訳ありません。次期は是非!)
最初に、参加者のみなさまに、「数ある講座の中で、なぜ当協会を選んでくださったのでしょうか。」そう問いかけたとき、
「子どもたちとの活動に力をいれているから。」
「資格取得だけを目的としている団体ではなく、温かいものを感じたから。」
「HPを見ていて、発酵についてもっときちんと知りたくなったから。」
「本で読んだだけでは発酵の良さ、本質がわからなかったから。」
とみなさまがお答えくださり、講師2人の目に、思わず涙が流れてしまいました。
自分たちが大切にしてきたこと。
それは、食で、人を幸せにしたいということ。
日本の食卓を支えてきた糀の発酵が、私たちの暮らしにどれほど大切で、素晴らしいものであるか、伝えていきたいということ。
それを、現代の暮らしにもマッチした取り入れやすい方法でみなさまにお伝えし、そして未来の子どもたちに伝えていくために、食育を中心に活動してきました。
私たちの本意を汲んでくださったみなさまと共に学べると思ったら、本当に本当に嬉しかったのです。
忙しいみなさまが、この講座に参加するのには、時間がかかり、お金がかかり、労力がかかります。
そのすべてを無駄にすることのないよう、精一杯の講義をしよう、と身が引き締まりました。
会場は、1期2期に引き続き、国の重要文化財である旧吉田家住宅歴史公園です。
大正11年まで醤油の醸造が営まれていたこの場所で、皆さんと発酵を学べる縁(えにし)に感謝です。
みなさま真剣に学んでいらっしゃいます↓
講師も真剣です!↓
講義の後には毎回実習をします。
ただレシピ通りに作るのではなく、発酵のメカニズムを学んだ上での実習です。第1回目は塩糀を作りました。
講義を終えたみなさまは、旧吉田家母屋を見学。お天気のとても良い、気持ちの良い日でした。
ガイドさんから説明を受け、吉田家の歴史に思いを馳せました。
第2回の講座が開かれる頃、旧吉田家の庭園は秋の花でいっぱいになっていることでしょう。
次回は発酵をうながす微生物について学びます。とてもおもしろいところです!お伝えするのが今から楽しみです。