お仕事先のスタッフさんからご実家で採ってきた
という新生姜をいただきました。
こんなにたくさん!
嬉しいです。
実家で採って、持ってきてくださるという
その気持ちが嬉しいです。
高価な指輪をいただいた時より嬉しいです。
(指輪をくださる方は1人もいないのですが言ってみました(*'▽'))
新生姜は夏のイメージがある野菜ですが、夏に購入できるのはハウス栽培のもの。
本来の旬は秋になります。
生姜はインドでは紀元前から薬として保存食に用いられ、中国でも食用、漢方薬に使用され、ヨーロッパでは生薬として利用されていました。
背の青い魚を生で食べる日本では、薬味に欠かせませんね!
生姜には辛味があります。
この辛味は主に3種類の成分によって構成されています。
ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンです。
味噌漬けやガリのように、生姜を生で食べる場合に摂取できるのはこの中の
ジンゲロール
という成分です。
ジンゲロールはフィトケミカルの一種で生の生姜の辛さの元となる成分。
ピリッとした辛さを生じます。
(ファイトケミカルとは、植物が外敵から身を守るために作り出す物質で、抗酸化作用に優れていると言われています。)
このジンゲロールによる効果をあげてみると・・・
★血行不良の改善
ジンゲロールには血管を拡張させる作用があり体の末端にまで熱が行き渡るように改善します。
そのため血行不良による「肩こり」「頭痛」といった不調の改善の期待できます。
★吐き気の緩和
吐き気にも効果が高く、生姜の搾り汁は、乗り物酔いやつわりに良いとも言われます。
★老化防止・免疫作用向上
抗酸化作用も高いため老化防止に効果的!
免疫力を高める作用も強く、さらに殺菌作用により
胃腸の調子を整え、風邪や食欲不振にも効果があります。
お寿司にガリを添えるのも生ものによる消化不良、
食中毒を防ぐためなんですね☆
もし風邪の引き始めに発熱を伴う場合は
生の生姜のすりおろしを入れた「生姜湯」が
発汗作用を促進し、熱を下げる効果があります。
空気が乾燥してくるこれからの季節、利用したいですよね!
さて、さて。
こんなに良いことがたくさんある生生姜を使って、今回は生姜の味噌漬けを作ります。
漬けた生姜はもちろん美味しいのですが、生姜の味わいが移った漬け床が、わたしのお目当てです。
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生姜の味噌漬け
材 量
・新生姜 300g
・塩 30g(生姜の10%)
・味噌床 味噌…300g(生姜と同量)三温糖…200~250g(三温糖は普通の砂糖でも可)
①新生姜はきれいに水洗いしてビニール袋をに入れ、塩をまぶして2リットルくらいの重しをして半日置く。
この作業は塩で生姜の水気を抜くために行います。この作業をせず、味噌床に直接生姜を入れていたこともあったのですが、味噌床が水っぽくなってしまい利用しづらいので行うようになりました。ここがうまくいけば、もう成功間違いなし(笑)
②味噌と三温糖を合わせて味噌床を作る。
③①の生姜を水洗いし、しっかり水気を切って、味噌床に入れる。
こちらは味噌に入れて1日くらい経った状態です↓↓↓
2週間ほど涼しい場所で寝かせたら出来上がり。
私は秋の生姜味噌作りは冷蔵庫に入れず、涼しい場所に置いて仕上げます。
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こ、これだけでございます!!
出来上がったら味噌から生姜を取り出して、薄く切ってそのまま食べたり、ご飯に混ぜたりします。
そしてお目当ては生姜の風味が移った甘味噌!これだけでも相当おいしいのですが、ごまやかつおぶしを入れてもおいしいです。
厚揚げをかりっと焼いて、生姜味噌と万能ネギをのせて食べるのもおいしい~(^^)
生野菜、ふろふき大根やお豆腐などなんにでも合います。
おつまみにもピッタリです。
出来上がったら冷蔵庫で保管。
水切りをしても水分は出てきて、これくらいの状態になります↓
私は毎朝お弁当を作るヒトなので、焼きおにぎりにもよく利用します。
そして、ここだけで言ってしまいますが、一人ご飯でマイクロずぼらしたいときは、
ご飯にしょうがみそと刻んだねぎ、卵をかけてOKにしちゃったりしています(#^.^#)
これ、お酒の後の締めのご飯でもおいしいんですよ。
新生姜の出回る秋、是非お試しください。