今年の「糀マイスター養成講座」は【日本酒】から始まりました。
新年会などでお酒を飲む機会が増える時期に、タイムリーな講座となりました。
東京オリンピックに向けたクールジャパン政策の1つに「国酒プロジェクト」があります。国酒は日本酒、焼酎、泡盛の3つですが、国酒プロジェクトで特にとりあげられ、海外で「SAKE」と紹介され人気が高いのが日本酒です。日本人であるならば、「日本酒」について知っておくべきですよね!
日本酒は、麹による糖化と酵母による発酵を同時に進行させる並行複発酵と呼ばれる複雑な発酵方式で作ります。
いろいろな銘柄が出ていますが、1つとして同じ酒はありません。蔵元が先人から受け継いだ発酵技術と叡智を結集して作る酒、それが日本酒なのです。
講座では、まず、純米酒、吟醸酒、醸造酒などの原料や製造法の違いや、並行複発酵の奥深さを学んだのち、飯沼本家甲子酒蔵さんのご指導のもと試飲をしながら学びを深めました。
甲子酒造の金子さん、わかりやすいお話をありがとうございました。
「発酵を学んだあとのお酒は、味わい方がまた違って感じます。お酒の楽しみ方が変わります」と、頬を染めながら語る生徒さん方が微笑ましかったです。あれれ、Sさん、Kさん、飲み会始まってませんか?
冬に仕込まれ、春夏秋にじっくりと醸されて出来上がる日本酒は、燗して良し、冷やして良し、という世界でも珍しい酒です。杜氏の采配(微生物をどう活動させるか)により、日本酒度や酸度が決まり、無限の味わいが生み出されます。
あ、ブログを書いていたら日本酒が飲みたくなってきちゃいました(笑)
★今回お世話になりました甲子酒造は、300年の歴史のもと、伝統に甘んじず新しい酒を作りだしている千葉県の酒々井にある大きな蔵元さんです。
ホームページはこちらです。↓
http://www.iinumahonke.co.jp/about/